プロパンガス契約時の「保証金」について説明しましょう

賃貸住宅に引っ越した場合、プロパンガスの開栓時にガス会社へ「保証金」を預けなければならない場合があります。「ただでさえ引っ越しで出費がかさむのに、プロパンガスにまで保証金がいるの??」という思いは、ごもっともです。この「保証金」はなぜ預けるのでしょうか、金額はいくらぐらいなのでしょうか。そうした疑問にお答えします。

 

「保証金」を預かる理由は未払い対策

「保証金」とはズバリ、プロパンガス会社による利用者の未払い金対策です。つまり、利用者がガス料金を滞納したまま転居してしまった場合、ガス会社は未納料金を回収することが不可能になってしまいます。そこで、あらかじめ預かっていた「保証金」を未払いのガス料金に充当するのです。賃貸住宅を借りる際の「敷金」と同じものだと考えてください。

退去時には全額返却されます

「保証金」は法律で決まった制度ではありませんが、プロパンガスを利用しているほとんどの賃貸住宅で行われています。ガス会社が個別に決めている制度ですので「保証金」の額もまちまちです。一般的に1万円という金額が多いようですが、通常使用料金の2、3カ月分に相当する金額を設定するケースもあります。

預けたお金ですから、料金の滞納がなければ退去時には全額返還されますので、その点は安心してくださいね。

持ち家や戸建て賃貸では「保証金」不要のことも

「保証金」を支払う必要のないケースもあります。

(1)持ち家の場合
(2)一戸建ての賃貸住宅の場合
(3)保証人をつけたり、職場への在籍確認を行ったりした場合

つまりは、持ち家や戸建て、勤務先が分かるなど気軽に転居できない、あるいは引っ越しても勤務先が分かる状況であれば、保証金がいらないケースもあるということです。もちろんすべての物件にあてはまるというわけではありません。

また「保証金」はプロパンガスだけの制度で、都市ガスにはほとんどありません。

開栓時に支払い、閉栓時に返却されます

では、支払いと返却のタイミングを説明しましょう。

プロパンガスの使用を開始(開栓)するにはガス会社の立ち会いが必要です。立ち会いのタイミングで「保証金」を求められるはずですから、支払ってください。その際、担当者はかならず「預かり証」を渡します。利用者にとっては「保証金」を支払ったという証明になるものですから、かならず「預かり証をください」と要求しましょう。万が一、その場で「預かり証」をもらえない場合は、「保証金」の支払いを控えた方が無難です。

退去時にガスを閉栓する際にもガス会社の担当者が立ち会いますので、入居時にもらった「預かり証」を渡して、全額返金してもらってください。このように、「預かり証」は大切なものですので、退去時まできちんと保管しましょう。紛失してもガス会社に控えがあれば問題ありませんが、なくすと「払った」「もらってない」というトラブルにつながるケースもあります。

また、最後の月のガス料金を「保証金」から差し引いてもらうことができることがありますので、担当者に相談しましょう。

プロパンガスの「保証金」制度について、理解できたでしょうか。ガス会社がきちんと料金を回収するためのリスク回避策のひとつなんですね。入居時の出費は痛いですが、ガス料金をきちんと支払っていれば、いずれは全額戻ってくるお金です。次の引っ越しの際の「保証金」に使える、と考えてはいかがでしょうか。

 

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